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PC☆EXA(ピーシー☆エクサ)

自作パソコン、Windows、スマホ、アプリ等‥の操作、設定をいまさら聞けない操作を紹介します。

リモートデスクトップの便利なショートカットキー

2021.04.23 (Fri)
リモートデスクトップをウィンドウ表示にしていると、
Windows OS標準のショートカットキーが
効かないことがあります。
そのような場合は、リモートデスクトップ専用の
ショートカットキーを利用するか、
接続時のオプション設定を変更すれば解決できます。


wi-605intro01.png
ウィンドウ表示のリモートデスクトップでは
ショートカットキーが効かない!?
リモートデスクトップのウィンドウをアクティブにしてから
[Alt]+[Esc]キーを押しても、
切り替わるのはローカルPCのアプリで、リモートPCには効かないです。



リモートデスクトップを利用すると、
手元のローカルPCとほぼ同じ操作感覚で、
接続先のリモートPCを操作できます。

Windows OSなら必ず使えるはずのキーボードショートカット
(ショートカットキー)が、
リモートデスクトップでは通用しない」という
経験をしたことはないでしょうか?

リモートPCのシステムを再起動しようとして、
リモートデスクトップの画面を開いた状態で
Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーを押すと、
ローカルPCのセキュリティ画面が表示されてしまう。
うっかりそのまま再起動を選ぶと、
意図していなかったローカルPCの再起動が実行されてしまう。

またリモートデスクトップを(全画面ではなく)
ウィンドウに表示している場合、
アプリ(ウィンドウ)を切り替える[Alt]+[Esc]キーに
ついても同じことが当てはまる。このとき、
Alt]+[Esc]キーを押して切り替わるのは
リモートPCではなくローカルPCのアプリです。

Windows 10からWindows OSへリモートデスクトップで接続する、
クライアントがWindows OSという前提で、
リモートデスクトップで使える便利なショートカットキーを紹介します。


リモートデスクトップで使える便利なショートカットキー

リモートデスクトップをウィンドウ表示で利用する場合、
Windows 10で使える一部のショートカットキーについて、
以下のようにリモートデスクトップ専用の
ショートカットキーに置き換えて入力します。

リモートPCを操作するショートカットキー ローカルPCに対する操作で該当するショートカットキー 内容

ウィンドウ(アプリ)の切り替え

[Alt]+[PageUp] [Alt]+[Tab] 現在開かれているウィンドウをアイコン一覧
としてポップアップし、アクティブなウィンドウを
左から右に順に切り替える
[Alt]+[PageDown] [Alt]+[Shift]+[Tab] 現在開かれているウィンドウをアイコン一覧として
ポップアップし、アクティブなウィンドウを
右から左に順に切り替える
[Alt]+[Insert] [Alt]+[Esc] アクティブなウィンドウを開いた順番に切り替える
[Alt]+[Shift]+[Insert] [Alt]+[Shift]+[Esc] アクティブなウィンドウを、開いた順番の逆に切り替える

メニューやセキュリティ画面の表示

[Alt]+[Home] [Ctrl]+[Esc]または[Windows]キー [スタート]メニューまたは[スタート]画面を表示する
[Ctrl]+[Alt]+[End] [Ctrl]+[Alt]+[Delete] [Windowsのセキュリティ]画面を表示する
[Alt]+[Delete] [Alt]+スペースバー [Windowsのセキュリティ]アクティブなウィンドウのシステムメニューを表示する
(マウスでウィンドウタイトルバーの
左端をクリックしたときに表示されるメニュー)

スクリーンショット

[Ctrl]+[Alt]+テンキーの[+] [Print Screen] 全画面のスクリーンショットをクリップボードに転送する
[Ctrl]+[Alt]+テンキーの[-] [Alt]+[Print Screen] アクティブなウィンドウの
スクリーンショットをクリップボードに転送する

リモートデスクトップの全画面/ウィンドウ表示の切り替え

[Ctrl]+[Alt]+[Break]または[Ctrl]+[Alt]+[Pause] リモートデスクトップウィンドウの
ウィンドウ表示と全画面表示を切り替える
リモートデスクトップ操作用のショートカットキー(ウィンドウ表示時)
「テンキーの[+]」や「テンキーの[-]」とは、
キーボード右側の数字キーが並ぶ部分にある「+」や「-」キーのことです。
左側のメイン部分(英字キー部分)にある「+」や「-」キーではないです。


Ctrl]+[Alt]+テンキーの[]キーや
Ctrl]+[Alt]+テンキーの[]キーによる
リモートデスクトップの画面キャプチャーでは、
キャプチャー結果がリモートPCとローカルPCのクリップボードの
双方に転送される。例えば、[Ctrl]+[Alt]+テンキーの
]キーでリモートデスクトップの画面をキャプチャーして、
ローカルPC上のペイントツールにペーストできます。


★全画面表示だとほとんどのショートカットキーはそのまま使える

リモートデスクトップを全画面表示にすると、
ショートカットキーは一部を除いて、
ローカルPCと同じものがそのままリモートPCにも通用します
(逆にリモートデスクトップ専用のショートカットキーは利用できなくなります)。

例外は[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーで、これを押すと
全画面表示でもローカルPCのセキュリティ画面が表示されてしまう。
リモートPCのセキュリティ画面を表示するには、
ウィンドウ表示時と同じく
Ctrl]+[Alt]+[End]キーを押す必要があります。

全画面表示で利用できるショートカットキーのうち、
ローカルPCの場合とキー割り当てが異なるもの
(またはローカルPCでは存在しないもの)を以下に記載します。

リモートPCを操作するショートカットキー 内容
[Ctrl]+[Alt]+[End] [Windowsのセキュリティ]画面を表示する
[Ctrl]+[Alt]+[Home] 接続バーを表示する(リモートデスクトップの上端に
表示されるウィンドウ操作や接続情報、
セキュリティ情報のためのバー)
[Ctrl]+[Alt]+[Break]または[Ctrl]+[Alt]+[Pause] リモートデスクトップウィンドウの
ウィンドウ表示と全画面表示を切り替える
[Ctrl]+[Alt]+[Home] 接続バーを表示する(リモートデスクトップの上端に
表示されるウィンドウ操作や接続情報、
セキュリティ情報のためのバー)
リモートデスクトップ操作用のショートカットキー(全画面表示時)
上記以外の操作については、ローカルPCと同じ
ショートカットキーが利用できます。


リモートデスクトップでもほぼ同じショートカットキーを利用するには

リモートデスクトップ接続アプリのオプション設定を変更すると、
ウィンドウ表示でも、ほとんどのショートカットキーを
そのままリモートPCで利用できるようになります。

それにはリモートデスクトップ接続アプリを起動して、
オプションの表示]をクリックして表示される
ローカルリソース]タブを選び、「キーボード」欄の
プルダウンリストボックスで[リモートコンピューター]を
選んでから接続する
(デフォルトは「全画面表示の使用時のみ」)。

wi-605keyboard01.png
リモートデスクトップでもほぼ同じ
ショートカットキーを利用する(1/2)


wi-605keyboard02.png
リモートデスクトップでもほぼ同じ
ショートカットキーを利用する(2/2)


.RDPファイルを直接編集する場合は、
keyboardhook:i:1」という行を追加する
(デフォルトは「keyboardhook:i:2」)。
すでに「keyboardhook」から始まる行がある場合は、
それを「keyboardhook:i:1」に書き換えます。

このように設定すると、Windows OSのショートカットキー操作は、
リモートデスクトップのウィンドウ/画面がアクティブであれば、
ほぼ全てリモートPCに送信されるようになります。
つまり、ウィンドウ表示でも、ローカルPCと同じ
ショートカットキーでリモートPCを操作できます。

ただし[Ctrl]+[Alt]+[Delete]キーだけはやはり例外で、
設定をした場合でも、リモートPCで
セキュリティ画面を呼び出すには
Ctrl]+[Alt]+[End]キーを押す必要があります。

また、リモートデスクトップのウィンドウが
アクティブになった瞬間に、ショートカットキーによる
操作対象がローカルPCからリモートPCに切り替わる点にも
要注意です。例えば[Alt]+[Esc]キーを繰り返し押して
ローカルPC側のウィンドウを切り替えている最中、
リモートデスクトップのウィンドウがアクティブになった途端、
切り替わる対象がリモートPCの
ウィンドウに変わるため、戸惑うこともあります。

特に複数のリモートデスクトップを同時に開いて
操作する場合は、かえって操作が面倒になります。
この設定は利用状況に応じて変えた方がよいでしょう。







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Windowsでアクティブウィンドウだけをキャプチャーする方法

2021.04.22 (Thu)
Windows OSで画面に表示されている内容を
画像データとして取得したい場合は、
「スクリーンキャプチャー」と呼ばれる標準機能が使えます。
[Print Screen]キーを押せば全画面イメージが、
また[Alt]+[Print Screen]を押せばアクティブウィンドウの
内容だけがクリップボードにコピーされます。


スクリーンキャプチャーは[Print Screen]キー

Windows OSで画面の内容を静止画としてキャプチャーするには
、標準で用意されているスクリーンキャプチャー機能が利用できます。
操作は簡単、[Print Screen]キーを押すだけ
(システムによっては、キートップには
PrtSc][PrtScn]などと表記されていることがある)。

このキーを押しても、ダイアログが表示されるわけでもなければ、
ビープ音がするわけでもないので、
何が起こったのか分かりづらい。
キーを押した瞬間の画面イメージがキャプチャーされ、
クリップボードにコピーされます。

そこでペイントプログラム(mspaint.exe)などを起動して
クリップボードから画像データを貼り付けて
ファイルに保存したり、
他のアプリケーションに直接貼り付けて利用したりします。

例えば次の画面は、エクスプローラやタスクマネジャーなどを
起動した状態で[Print Screen]キーを押して
キャプチャーしたデスクトップ画面です。

wi-tips095winscr01.png
[Print Screen]キーでキャプチャーしたデスクトップ画面
これはWindows 10の例。特別なツールを使わなくとも、
適当な場面でキーボードの[Print Screen]キーを押せば、
その瞬間のデスクトップのイメージが
クリップボードにコピーされます。
そして画像データを扱えるアプリケーションを
起動してクリップボードから貼り付け、
適当なファイル名を付けて保存します。


ただしこの[Print Screen]キーによるコピーでは、
常に画面全体のイメージがコピーされる。
通常は特定のアプリケーションの
ウィンドウのみを取得したいことの方が多いと思う。



特定のウィンドウの内容だけをキャプチャー
するには[Alt]+[Print Screen]キーを押す

単独で[Print Screen]キーを押すと画面全体のイメージ
(マルチディスプレイ環境なら、それらを全部並べた状態の画面イメージ)が
クリップボードにコピーされる
(ノートPCなど、機種によっては[Print Screen]キーを入力するためには、
[Fn]キーも同時に押さないといけないことがある)。
これだとデスクトップ全体が含まれているので、
トリミング(範囲指定の切り抜き)操作をして必要な部分を
抜き出さないと使えないことが多い。

特定のアプリケーションウィンドウや
ダイアログの内容だけをキャプチャーしたい場合は、
次のようになります。

1.対象ウィンドウのアクティブ化
 まずキャプチャーしたいアプリケーションの
 ウィンドウやダイアログなどをクリックしてアクティブにする。
[Alt]+[Tab]キーでアプリケーションを切り替えたり、
タスクバー上のタスクアイコンを
クリックして選択したりしてもよい。

2.[Alt]+[Print Screen]キーを押す
 [Alt]キーを押しながら[Print Screen]キーを押す。

以上の操作で、現在アクティブなウィンドウや
ダイアログの内容だけがクリップボードにキャプチャーされ
(機種によっては[Alt]と[Print Screen]とさらに
[Fn]キーも同時に押す必要があります)。

wi-tips095winscr02.png
アクティブウィンドウのキャプチャー例
デスクトップ画面において、タスクマネジャーを
アクティブにしてから[Alt]+[Print Screen]キーを押したところ。
デスクトップ全体ではなく、
タスクマネジャーのウィンドウだけがキャプチャーされます。


ただしこの方法には、次のような制約/注意点があります。


★アクティブウィンドウがない場合は
 画面全体がキャプチャーされる

 デスクトップをクリックするなどして、
 どのウィンドウもアクティブになっていない状態で
 [Alt]+[Print Screen]キーを押すと、単独で[Print Screen]キーを
 押したのと同じく、デスクトップ全体の
 イメージがキャプチャーされる。


★キャプチャーされるのは1つのウィンドウだけ

 現在の多くのアプリケーションは、実行ファイルは1つでも
 同時に複数のウィンドウを
 表示するようになっている(例:Office 2016など)。
 [Alt]+[Print Screen]キーでキャプチャーできるのは、
 そのうちのアクティブなウィンドウ1つだけです。
 アプリケーションが持つ複数のウィンドウをまとめて
 キャプチャーすることはできない。

キャプチャーが必要なら、単に[Print Screen]キーで
画面全体をキャプチャーて、
必要な部分だけをトリミングして取り出します。


★MDI形式の子ウィンドウだけを
 キャプチャーすることはできない

 Windows OSのアプリケーションには
 「MDI(Multiple Document Interface)」形式という、
 1つの親ウィンドウの中に複数の子ウィンドウを表示するものがあります
 (例:Office 2010に含まれるVBA開発環境ウィンドウやExcelのブック表示など。

 この子ウィンドウだけを単独でキャプチャーすることはできません。
 それを含む親ウィンドウ全体がキャプチャー対象となります。



★ウィンドウ上に別のウィンドウやダイアログなどが
 重なって表示されている場合、
 それらも同時にキャプチャーされる

 [Alt]+[Print Screen]キーを押したとき、
 アクティブウィンドウの上に何か別のオブジェクト
 (ダイアログやウィンドウ、メニュー、タスクバー、
 ポップアップ表示されたメッセージボックスなど)が
 表示されていれば、それらも同時にキャプチャーされます。

 ウィンドウ全体がデスクトップ画面内に収まっていない場合、
 はみ出している部分はキャプチャーされないし、
 タスクバーなどもキャプチャーされてしまいます。

 不要なものがキャプチャーされないように、
 キャプチャー前にウィンドウの位置や
 ダイアログなどを調整しておきましょう。

wi-tips095winscr03.png
不要なものが含まれたキャプチャー例
これはエクスプローラをアクティブにしてから
[Alt]+[Print Screen]でキャプチャーしたところ。
エクスプローラ以外の余計なものがキャプチャーされていたり、
端の方が切れていたりします。


★[Alt]キーの操作によってキャプチャーできないものがある

 [Alt]+[Print Screen]を実行するためには、
 最初に[Alt]キーを押す必要があります。
 これによってキャプチャー対象のメニューなどが
 閉じてしまい、キャプチャーできないことがある。

例えばマウスの右クリックで表示されるメニューを
キャプチャーしようとした場合、
[Alt]を押した時点でポップアップメニューが閉じてしまう。

wi-tips095winscr04.png
ポップアップメニューのキャプチャー
アプリケーションによっては[Alt]キーを使ったキャプチャーができない。
画面はWindows 10のInternet Explorer上で文字列を選択し、
右クリックして表示されたポップアップメニューを
キャプチャーしようとしているところ。
ここで[Alt]キーを押すとメニューが消えてしまい、
メニューを含むウィンドウをキャプチャーできない(
Microsoft Edgeなら[Alt]キーを押してもメニューは閉じないが。
このあたりはアプリケーションの作り方に依存します)。


これを避けるには、アクティブウィンドウのみの
キャプチャーを諦めて画面全体のキャプチャーで代用するか
(単に[Print Screen]を押す)、
サードパーティー製のキャプチャーツールを導入します。




★マウスカーソルはキャプチャーできない

これも同じですが、[Print Screen]キーを使った

キャプチャー機能では、基本的にはマウスカーソルを含む

画面イメージをキャプチャーできません。

これが必要ならサードパーティー製のキャプチャーツールを導入するのが簡単です。



領域を指定してキャプチャーする

[Print Screen]キーを使ったキャプチャーでは、

画面全体かアクティブウィンドウ全体のみの

キャプチャーしかできず、画面上の特定の領域だけを

キャプチャーすることはできません。


そのようなキャプチャーをするには幾つか方法があります。



★Windows 10バージョン1703以降の場合

 Windows 10のバージョン1703(Creators Update)以降の場合は、

 [Windows]+[Shift]+[S]キーを押すと、

 画面上の特定を指定してキャプチャー出来ます。



★Snipping Toolを使う

Windows 10以外のOSの場合は、OSに標準で付属している

「Snipping Tool」を使うといいです。

[すべてのプログラム]-[アクセサリ]

(もしくは[Windowsアクセサリ])の下にある

「Snipping Tool」を起動すると利用できます。



★Office OneNoteのコピー機能を使う

 Officeアプリケーションに含まれるOneNoteが

 インストールされていると、デフォルトではタスクトレイに

 OneNoteのアイコンが表示されています。

 このアイコンが存在する状態で

 [Windows]+[Shift]+[S]キーを押すと、

 Windows 10の場合と同じ手順で画面上の

 特定領域をキャプチャーできます

 (キャプチャー後、OneNoteに保存するか、

 クリップボードにコピーするかを選択する画面が表示される)。



キャプチャー機能一覧

Windows OSにおけるキャプチャー機能と

そのショートカットキーについてまとめておきます。


キー 機能
[Print Screen] 画面全体のキャプチャー
[Alt]+[Print Screen] アクティブなウィンドウのキャプチャー
[Windows]+[Print Screen] 画面全体をキャプチャーしてクリップボードへコピーし、
さらに画像ファイル(.pngファイル)も作成して、
ユーザーの「ピクチャ」-「スクリーンショット」フォルダへ保存する。
[Windows]+[Shift]+[S] Windows 10のバージョン1703以降での未利用な方法。
画面上の領域を指定してキャプチャーできる
[Windows]ボタン(スタートボタン)+
音量ダウン([-]ボタン)
キーボードを持たないタブレットPCにおける全画面のキャプチャー方法。
[Windows]ボタン(「スタート画面」を表示するためのボタン)と
音量を下げるボタン([-]ボタン)を同時に押す。キャプチャーされた画像は
クリップボードへコピーされ、さらにユーザーの「ピクチャ」-「スクリーンショット」
フォルダへ画面ファイル(.pngファイル)としても保存される。 Windows 8以降のタブレットPCで利用可能。
キャプチャー機能のためのキーボードショートカット


OneDriveを利用している場合は、
[Print Screen]や[Windows]+[Print Screen]で
画面をキャプチャーするたびに、画像ファイル(.pngファイル)を作成して
、OneDrive上の「\Pictures\Screenshots」フォルダに
保存する機能が利用できます。
この機能はOneDriveの設定画面にある
自動保存のチェックボックスでオン/オフできます。



リモートデスクトップ接続時のキャプチャー機能一覧

リモートデスクトップ接続している場合は、
ローカルのウィンドウに対する操作とリモートの
ウィンドウに対する操作を区別するため、
異なるショートカットキーが用意されています。

キー 機能
[Ctrl]+[Alt]+テンキーの[+] 画面全体のキャプチャー。ローカルの[Print Screen]キーに相当。
キャプチャーしたデータは、ローカルとリモートの両方の
クリップボードにコピーされる
[Ctrl]+[Alt]+テンキーの[-] アクティブなウィンドウのキャプチャー。
[Alt]+[Print Screen]に相当。キャプチャーした
データは、ローカルとリモートの両方の
クリップボードにコピーされる
リモートデスクトップ接続における
キャプチャー機能のためのキーボードショートカット



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Snipping Toolで画面をキャプチャーする

2021.04.20 (Tue)
Snipping Tool の開き方

1.「Windows アイコン」をクリックしてスタートメニューを開きます。

2.「Windows アクセサリ」クリックしてメニューを展開します。

3.「Snipping Tool」をクリックすれば開きます。

windows10_Snipping-Tool-open.gif


検索ボックスから開く

タスクバーの検索ボックス、
または「〇」アイコンをクリックして
「SnippingTool」と入力します。

windows10_Snipping-Tool-search-open.gif



ファイル名を指定して実行から開く

1.「Windows アイコン」を右クリックします。

2.「ファイル名を指定して実行」を
 クリックすると実行画面が開きます。

3.「SnippingTool」と入力します。

4.「OK」をクリックします。


windows10_Snipping-Tool-filename-open.gif



Snipping Tool の使い方

Snipping Tool でキャプチャを実行する方法は3つあります。

1.新規作成

2.モード

3.切り取り&スケッチを使ってみる


「新規作成」と「モード」は Snipping Tool から
キャプチャや編集の操作をしますが、
「切り取り&スケッチを使ってみる」は、
専用画面が表示されキャプチャや編集を操作する、
別の画面キャプチャ アプリのようなものです。
「Snipping Tool」の廃止も噂されているので、
機能がより充実している「切り取り領域とスケッチ」が
画面キャプチャの後続アプリなると思われます。


Snipping Tool「新規作成」/「モード」の使い方

「新規作成」と「モード」の違いは、「モード」の場合、
予めキャプチャする範囲をどの形状(モード)で
指定するか選択して実行します。
「新規作成」で実行しても同様に、後から
「モード」を変更することが可能なので、
結果的にはどちらで実行しても同じです。


キャプチャの待機画面を開く

「新規作成」または「モード」をクリックします。

windows10_Snipping-Tool-4.gif


クリックすればすぐに待機状態になりますが、
遅らせることもできます。「
遅延」をクリックして、1~5秒の間で設定ができまです。

windows10_Snipping-Tool-5.gif


キャプチャの待機画面は白い透明なスクリーンで覆われいています。
キャプチャの待機状態を解除するには「キャンセル」をクリックします。


キャプチャの実行

選択範囲の形状を「モード」をクリックして選択します。

windows10_Snipping-Tool-6.gif


マウスを左クリックしたままカーソルを移動して、
キャプチャする範囲を選択します。
クリックを放すと画像の編集ができる画面に、
キャプチャした画像が表示されます。

クリップボード履歴を有効にしている場合は、
Snipping Tool のキャプチャにも
対応しているいので履歴に保存されます。




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範囲指定して画面をキャプチャー

2021.04.19 (Mon)
[PrintScrn]キーで全画面またはウィンドウを
キャプチャー後、ペイントツールで必要な
範囲を切り出して保存……。
そんな面倒を避けて、画面上の必要な部分だけ
範囲指定してキャプチャーするには。



wi-1954intro01.png


アプリケーションのマニュアルなどを作成するため、
Windows OSで画面をキャプチャーしたいことが
あるのではないでしょうか。
そのような場合、[PrintScrn]キーや[Alt]+[PrintScrn]キーで
全画面やアクティブウィンドウを
キャプチャーできるのは、ご存じでしょう。

画面あるいはウィンドウの一部分のみが必要な場合、
キャプチャーした画像をペイントツールで開き、
必要な範囲だけ切り出して
画像ファイルに保存しなおす、といった手間がかかる。

そこで、現在のWindows 10を対象として、
(「画面領域切り取り」とも呼ばれる)
特定の領域を範囲指定してキャプチャーする方法を紹介します。


長方形で範囲指定してキャプチャーするには

Windows 10には、「範囲指定して画面をキャプチャーする方法」が
搭載されています。
長方形(矩形《くけい》)で範囲指定してキャプチャーする
場合、操作方法。

1.[Windows]+[Shift]+[S]キーを押し、
 画面上端に表示されたツールバーの左端のアイコンを選択する

2.キャプチャーしたい領域の四隅のいずれかへマウスポインターを移動させる

3.マウスを左クリックしてから領域の対角側までドラッグし、マウスのボタンを離す

ドラッグ中に明るさがもとに戻っていた範囲がキャプチャーされ、
スクリーンショットがクリップボードに格納されます。
キャプチャーする領域を間違えたり、変更したりしたい場合は、
[Esc]キーを押してキャンセルするか、
いったんマウスのボタンから指を離してキャプチャー後、
また「1.」からやり直します。


wi-1954square_region_capture01a.png
長方形で範囲指定してキャプチャーする(1/2)


wi-1954square_region_capture02a.png
長方形で範囲指定してキャプチャーする(2/2)


そのままワープロや画像処理アプリなどに[Ctrl]+[V]キーを
押すなどして、クリップボードからキャプチャー画像を貼り付ける。

wi-1954square_region_capture03a.png
スクリーンショットをクリップボードから
ペイントアプリなどに貼り付ける


キャプチャー直後に表示される通知ウィンドウ内の
プレビュー画像をクリックすると、「切り取り&スケッチ」という
アプリが起動し、キャプチャーした画像が自動的に読み込まれる
([スタート]メニューの[切り取り&スケッチ]を選択して
アプリを起動することも可能)。
ツールバーにあるディスクのアイコンをクリックすれば
PNGフォーマットなどでファイルに保存できます。

wi-1954square_region_capture04a.png
キャプチャーした画像を「切り取り&スケッチ」アプリで保存する(1/2)


wi-1954square_region_capture05a.png
キャプチャーした画像を「切り取り&スケッチ」アプリで保存する(2/2)



スタート]メニューの[切り取り&スケッチ]を右クリックすると、
3秒後に新しい切り取り][10秒後に新しい切り取り]が選択できます。
これらを使うことで、キーボードを操作すると
閉じてしまうメニューなどでも、「切り取り」が
開始されるまでの時間を使って
操作することで、キャプチャーが可能です。


フリーハンドで範囲指定してキャプチャーするには

Windows]+[Shift]+[S]キーによるキャプチャーでは、
長方形に限らず、フリーハンドでなぞった範囲も指定できます。
また[PrintScrn]キーのように
画面全体やウィンドウ単位のキャプチャーも可能。

wi-1954square_region_capture06a.png
フリーハンドで範囲指定してキャプチャーする(1/2)


wi-1954square_region_capture07a.png
フリーハンドで範囲指定してキャプチャーする(2/2)



ウィンドウや全画面をキャプチャーするには

Windows]+[Shift]+[S]キーによるキャプチャーでは、
ウィンドウや全画面のスクリーンショットも撮れる。
以下のショートカットキーを押して撮る方が素早く簡単でしょう。

[PrintScrn]キーを押す → 全画面キャプチャー

・[Alt]+[PrintScrn]キーを押す → アクティブウィンドウのキャプチャー

キャプチャーした画像をクリップボードにコピーすると共に、
OneDriveにも自動的に保存させることもできます。



範囲指定のキャプチャーを[PrintScrn]キーで呼び出せるようにするには

範囲指定のキャプチャーを、[PrintScrn]キーで
呼び出せるようにすることも可能。
それには[Windowsの設定]アプリで[簡単操作]-[キーボード]-
プリントスクリーンのショートカット]欄-
PrtScnボタンを使用して画面領域切り取りを開く]のスイッチをオンにする。

PrintScrn]キーを押すと、画面が暗くなって画面上端に
ツールバーが表示され、範囲指定などキャプチャーの
種類を選択できるようになる。
もし[PrintScrn]キーを押してもツールバーが表示されない場合は、
いったんシステムの再起動をしてみましょう。

この設定変更をすると、当然ながら[PrintScrn]キーを押して
直接、全画面のキャプチャーをすることはできなくなる。
その代わりに、ツールバーが表示されたら右から
2番目のアイコンをクリックして、
全画面キャプチャーを選択する必要があります。



Snipping Toolsでも範囲指定のキャプチャーは可能

Windows]+[Shift]+[S]キーによる
範囲指定のキャプチャーは、Windows 10の古いバージョンや
Windows 10以前のWindows OSでは利用できません。
そうした環境でも、範囲指定のキャプチャーをする方法はいくつかあります。
そのうちの1つが、Windows OSに付属する「Snipping Tool」を使う方法。

スタート]メニューの[Windowsアクセサリ]メニューにある
Snipping Tool]を起動すると、画面全体が少し白っぽくなる
(そうならない場合は、Snipping Toolのツールバーにある
新規作成]をクリックする)。
後はスクリーンショットを撮りたい長方形の範囲を
マウスでドラッグして指定すれば、
その領域が画像データとしてキャプチャーされ、
クリップボードにコピーされる。



Office OneNoteでも範囲指定のキャプチャーは可能

Microsoft Officeアプリケーションに含まれる
「OneNote」にも、範囲指定のキャプチャー機能が
搭載されています。

このOneNoteをインストールすると、デフォルトでは
インジケーター領域にOneNoteのアイコンが表示され。
このアイコンが存在する状態で
Windows]+[Shift]+[S]キーを押すと、
前述のSnipping Toolと同様の手順で、
画面上の特定領域をキャプチャーしてクリップボードにコピーできます。
(キャプチャー後、OneNoteに保存するか、
クリップボードにコピーするかを選択する画面が表示される)。

(Office同梱ではなく)Microsoft Storeで提供されている無償の
OneNote for Windows 10」には、
範囲指定のキャプチャー機能は搭載されておらず、
このような使い方はできないようなので、
混同しないように注意が必要です。




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OneDriveの同期でファイルが消えた

2021.04.19 (Mon)
同時に2台のPCで、同じMicrosoftアカウントで
OneDriveを使ってファイルのやりとりを行うと、
同期のタイミングによっては、せっかく作成したファイルが
失われてしまうことがある。
このような場合のファイルの復元方法を紹介します。


wi-onedrivesync01.png
OneDriveは同期のタイミングによってファイルが消えてしまうことも
2台のPCで、同じMicrosoftアカウントでOneDriveを
使ってファイルのやりとりを行うと、
同期のタイミングによっては、せっかく作成したファイルが
失われてしまうことがあります。
ファイルが消えてしまっても、オンラインのOneDriveを
開くことで復元することが可能です。


リモートワーク(テレワーク)などで、自宅で作業したファイルを
OneDriveなどのオンラインストレージに保存し、
リモートデスクトップで会社のPCに
サインインして続きの作業を行う、ということも
増えているのではないでしょうか。
こうした作業の中で、作成したファイルがOneDrive上から
消えてしまった、という苦い経験を持っている人もいるでしょう。

OneDriveの同期のタイミングによっては、リモート(会社)の
PCでOneDriveを開いた際に、オンライン上の
OneDriveと同期が行われ、
ファイルが削除されてしまうことがあります。

wi-onedrivesync02.png
OneDriveの同期でファイルが消えてしまう流れ


ローカル(自宅)のPC上のOneDriveフォルダを開くと、
オンライン上のOneDriveとの同期が実行され、
ローカルにあったファイルも消えてしまう。
もし何時間もかけた作業ならば、
一からやり直しと絶望的になるはず。

新しいPCを設定して、同じMicrosoftアカウントで
OneDriveと同期した際など、
オンライン上のOneDriveが新しいPC側に
同期されてしまい、
ファイルやフォルダが消えてしまうこともある。

このようにOneDriveの同期でファイルや
フォルダが消えてしまった場合の対処方法を紹介します。


消えてしまったファイルやフォルダはどこへ

OneDriveの同期によって消えてしまった
ファイルやフォルダは、完全に消去されてしまうわけではないです。
ローカルのOneDriveフォルダから削除されてしまうが、
オンライン上のOneDriveでは、
[ごみ箱]フォルダに移動しているだけです。
ここからファイルやフォルダを元のフォルダに戻せば、
消えたファイルやフォルダを復元することが可能です。

Webブラウザでオンライン上のOneDriveを
開いて操作する必要がある。
この作業は、ローカルPCとリモートPCのどちらでも構いません。

簡単なのは、インジケーター領域の[OneDrive]アイコンを
クリックして、OneDriveのポップアップウィンドウが
表示されたら、下側にある[オンラインで表示]アイコンを
クリックする方法。
Webブラウザが起動し、オンライン上のOneDriveが開かれる。
この際、Windows 10のアカウント設定によっては、
改めてMicrosoftアカウントによるサインインが求められることがあるので、
その場合は同期しているMicrosoftアカウントでサインインを行います。

直接Webブラウザを起動し、オンライン上のOneDriveを開き、
Microsoftアカウントでサインインしてもいいです。

改めてローカルのOneDriveで保存したのと
同じフォルダ(例えば[ドキュメント]フォルダ)を開いて、
保存したはずのファイルやフォルダがなくなっていることを確認しましょう。
ここにファイルやフォルダが存在する場合は、
何らかの理由で同期が正しく行われないことで、
ローカルPC/リモートPCのOneDriveから見えなくなっているだけなので、
必要なファイルを選択して、
検索ボックス下の[ダウンロード]をクリックして、
ファイルやフォルダをダウンロードします。

保存したはずのファイルやフォルダがなくなっているのであれば、
左ペインの[ごみ箱]を選択する
(Webブラウザの横幅によっては、左ペインが表示されないので、
この場合は、左上隅の[三]アイコンをクリックしてメニューを表示する)。
[ごみ箱]フォルダが開き、ここに保存したはずの
ファイルやフォルダが見つかるはず。
元に戻したいファイルやフォルダを選択して、
上にあるツールバー上の[復元]をクリックすれば、
元のフォルダ([ドキュメント]フォルダ)にファイルやフォルダが戻ります。

再び、元のフォルダ([ドキュメント]フォルダ)を開き、
ファイルやフォルダが戻っていることを確認しましょう。
これで同期が正しく行われれば、
ローカル/リモートPCのOneDriveのフォルダ([ドキュメント]フォルダ)に
ファイルやフォルダが表示されるはず。
また、ファイルやフォルダを選択して、
ローカル/リモートPCにダウンロードしてしまってもよいです。

wi-onedrivesync03.png
OneDriveでファイルを復元する(1)
インジケーター領域の[OneDrive]アイコンをクリックして、
ポップアップウィンドウを表示します。
ここで[オンラインで表示]アイコンをクリック。


wi-onedrivesync04.png
OneDriveでファイルを復元する(2)
既定のWebブラウザでオンラインのOneDriveが開く。
場合によっては、Microsoftアカウントによる
サインインが必要になります。


wi-onedrivesync05.png
OneDriveでファイルを復元する(3)
ファイルを保存したフォルダをオンラインの
OneDriveでも開いてみる。
このフォルダに、ローカルで作成したファイルなどが
見つからない場合は同期でファイルが削除されている。


wi-onedrivesync06.png
OneDriveでファイルを復元する(4)
左ペインで[ごみ箱]を選択する。
右ペインに作成したファイルが見つかるはず。
ここで、復元したいファイルを
選択して、[復元]をクリックする。


wi-onedrivesync07.png
OneDriveでファイルを復元する(5)
元のフォルダにファイルが移動します。
これで同期が正常に行われれば、
ローカル/リモートのOneDriveフォルダにこれらの
ファイルが表示されるはず。
また、ファイルを選択して、[ダウンロード]を
クリックすることで、Windows 10上に
ダウンロードすることもできます。





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コマンドの実行結果のリダイレクトとパイプ処理

2021.04.18 (Sun)
「リダイレクト」でコマンドの結果をファイルに保存

コマンドの実行結果は、通常はコマンドプロンプトのウィンドウ
(画面)上にのみ表示されます。
後でその結果(ファイル名の一覧など)を再利用したくなったら、
コマンドプロンプトウィンドウから
コピーすることができます。

つもこれを行うのは面倒。ファイル名の一覧リストを作りたいなら、
最初からコマンドの実行結果をファイルに保存できると便利です。
そのため機能が「リダイレクト」です。


★出力のリダイレクト機能

コマンドを実行する場合、その最後に(途中でもよいですが)、
「dir >diroutput.txt」のように指定すると
(大なり記号「>」とファイル名を並べる)、
コマンドの実行結果が画面ではなく、
指定されたファイルに出力される
(テキストファイルとして出力されます)。

wi-cmdlinefig227.png
リダイレクトによるファイルへの出力


ファイルに書き出されるのは、画面に表示されるテキストそのものです。
ファイルに保存できれば、後はエディタで開いて
文書に貼り付けたり、再利用したりすることも容易です。

リダイレクト先として指定されたファイルは、毎回新規作成されます。
すでに何か内容が入っていても、
その内容は全て破棄され、先頭から上書きされます。

新規作成ではなく、既存のテキストファイルに追加したい場合は、
「>」ではなく「>>」を使って「dir >>diroutput.txt」のようにします。
するとdirコマンドの実行結果が末尾に追加される
(ファイルが存在しない場合は、新規作成されます)。

wi-cmdlinefig228.png
リダイレクトでファイルへ追加する


テキストとして保存されたファイルの内容を見るには、
typeやmoreコマンドが利用できます。
「type dir_output.txt」とすると指定された
ファイルの内容が全て表示されるし、
「more dir_output.txt」とすると、1ページずつ表示されます。


パイプ機能で複数のコマンドを組み合わせて実行する

あるフォルダのファイル一覧を、
名前順にソートして(名前の昇順に並べ替えて)表示したい場合があります。
ファイルの一覧はdirコマンドで取得できます。
テキストを名前順に並べ替えるコマンドとしてsortコマンドがあります。
つまりdirでファイル一覧を取得してから、
その結果をsortすれば、希望の一覧が得られます。


dirコマンドの出力をファイルに保存し、
sortコマンドで並べ替えてもいいです。
次のようにすれば、ファイルの一覧と結果のソートを続けて実施し、
ソート後のファイル一覧が表示されます。

wi-cmdlinefig229.png
パイプで複数のコマンドを連続実行する


これは「パイプ(パイプラインの略)」と呼ばれる機能です。
コマンドをパイプ「|(縦棒)」で区切ってつなぐと、
前段のコマンドの出力が後段のコマンドへ渡され、処理されます。

「dir | sort」とすると、dirコマンドの実行結果が
sortコマンドに渡され、sortの結果が画面に表示されます。
sortは渡されたデータをソートして
(文字列として見た場合の昇順にソートして)
出力するコマンドです。

dirの実行結果は、先頭にファイルの更新日付が表示されているため、
単にソートコマンドに渡すと、
その日付順(日付を単なる文字列と見なして、その文字の昇順)に
ソートされることになります。
ファイル名の部分でソートしたければ、
ファイル名の部分の場所(左端から37桁目)を指定して、
「dir | sort /+37」のようなsortコマンドを実行する必要があります
(実際に何桁目になるかは、実験して調べること。
言語が異なるWindows OSだと表示が異なる可能性があるため)。

ファイル名情報だけをソートしたければ、
dirに/bオプションを付けて名前のみを表示させ、「dir /b | sort」とします。


★clipコマンドで結果をクリップボードに送る

コマンドの実行結果をパイプでclipコマンドに渡すと、
結果がクリップボードにコピーされます。
この機能を使えば、例えばコマンドの実行結果をすぐに
テキストエディタやワープロアプリに[Ctrl]+[V]で
貼り付けることができるので便利です。

wi-cmdlinefig230.png
ファイル名をクリップボードへコピーする例
「dir /b」はファイル/フォルダ名の一覧のみを表示するというコマンド
(名前以外の余計な情報は表示されない)。
この結果をパイプでclipコマンドへ送り、
クリップボードへコピーしている。
こうすると、アプリケーションへ簡単に貼り付けできます。

これを応用して、サブフォルダの中も全て列挙して、
ソートして、クリップボードへコピーするなら、
「dir /s /b | sort | clip」とよい。
パイプは多段になっても構わない。


★パイプ機能でコマンドをどんどんつないで
 連続実行するフィルタ処理

あるコマンドの実行結果を次々に別のコマンドに渡して
順次処理することを「フィルタ処理」と呼ぶことがあります。
フィルタ処理を行うプログラムを多数つないで複雑な処理を行うのは
(例:ある結果をソートして、検索して、変換して、成形して、出力する、など)、
CUI処理の威力を最も発揮できる分野です。
このために、比較的単機能なフィルタプログラムが
CUI環境では多数使われ、普及しています。

Windowsファイルシステムの基礎と主なコマンド、
リダイレクトやパイプなどの利用方法について紹介しました。
これらのコマンドを手始めに、各コマンドがどんな機能を持っているか、
ヘルプなどを参照しながら、
いろいろ実行させて学習するとよいと思います。
ただし操作を誤ると致命的な問題が起こる可能性が高いので
(間違って重要なシステムファイルを削除してしまうなど)、
テスト用のフォルダを作成して、
最初はその中で操作するとよいでしょう。






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カレントフォルダの操作とコマンドのヘルプ

2021.04.18 (Sun)
カレントフォルダの操作


コマンドプロンプトでは、指定を省略すると、
カレントフォルダが操作対象になることが多いです。
この現在のカレントフォルダを表示したり、
カレントフォルダを移動したりするのがcdコマンドです。


★カレントフォルダを変更したり、
 表示させたりするcdコマンド

 カレントフォルダを変更するにはcd(change directory)
コマンドに移動先のフォルダを指定します。
カレントフォルダはコマンドのプロンプト記号として
表示されており、cdコマンドで移動すると、
それにつれてプロンプトの内容が変化します。

wi-cmdlinefig221.png
カレントフォルダを移動するcdコマンド


フォルダ階層の下へ移動する場合は、
そのフォルダを指定すればよいです。
長いパス名を指定すれば、
一度に2レベル以上のフォルダ階層を移動することもできます。

フォルダ階層を上へ移動する場合は、ルートからの絶対パス
(=プロンプトとして表示されているパス)を
使って指定してもよいが、1つ上なら「..」を使うのが便利だ。
「..」は、現在のカレントフォルダの1つ上(親)の
フォルダを指定する記号である
(すでにルート位置である「¥」にいる場合は、「¥..」は単に「¥」と同じになる)。
この指定方法は、現在のカレントフォルダがどこであっても、
常に同じ指定方法になるので便利です。

図にするとこのようになります。

wi-cmdlinefig222.png
cdによるカレントフォルダの移動

「..」で1つ上のフォルダを表すので、同じレベルにある隣のフォルダ
(例:上のsub2から見た場合のsub3、defからみたabcやghi)へは
「..¥sub3」「..¥abc」「..¥ghi」のように指定します。



カレントドライブの変更

カレントドライブを変更するには、
単に「C:」や「D:」のように、ドライブ名だけを
コマンドとして入力します。


★他のドライブのカレントフォルダを調べるには

Windows OSでは、ドライブごとにカレントフォルダが存在します。
なので、他のドライブのファイルやフォルダを
相対パスで指定する場合は、あらかじめ、
そのドライブのカレントフォルダの
場所を知っておく必要があります。
もし間違えて例えば「del d:*.*」などとすると、
予期しないファイルが削除されてしまうかもしれません。


他のドライブ(例えばD:)のカレントフォルダを
調べるには2通りの方法があます。

・「d:」コマンドで、そのドライブに切り替える(するとプロンプトに表示される)

・「cd d:」のように、cdコマンドにドライブ名だけを付けて実行します。
 するとそのドライブのカレントフォルダが表示されます。


★他のドライブのフォルダへ移動するには

cdコマンドはカレントフォルダを移動しますが、
カレントドライブは変更しない。
例えばカレントドライブがC:の状態で「cd d:¥work」を実行しても、
カレントドライブはC:のままで、
D:のカレントフォルダが¥workになるだけです。


 D:の¥workへ移動したいなら、次のいずれかの方法を利用します。

・「d:」コマンドの実行後、さらに「cd ¥work」を実行します。

・「cd /d d:¥work」のように、/dオプションを付けてcdを実行します。


どんなコマンドが使えるか、オプションや
パラメーターが何かを知りたければヘルプを利用

代表的なコマンド以外にも、多数のコマンドが用意されてます。
全てのコマンドが確認できるわけではないですが、
標準的なコマンドについては、helpコマンドで一覧を取得できます。

wi-cmdlinefig223.png
コマンドの使い方を表示するhelpコマンド

それぞれのコマンドの詳細が知りたければ、
例えば「help copy」のようにするか、
コマンド名そのものに「/?」オプションを付けて
「copy /?」のようにすればいい。
ほとんどのコマンドは、「/?」オプションを付けると、
その使い方が表示されるようになっています。


例えば「echo」コマンドについて知りたい場合は、次のようにします。

wi-cmdlinefig224.png
helpで各コマンドの詳細を調べる

たいていのヘルプメッセージはこの画面のように、
「コマンドの概要」「書式(使い方)」
「オプションの説明」というふうに構成されます。

[ ] で囲まれているのはオプションであり、
省略してもよいことを表してます。
このechoの例では、次の4通りのいずれかが
指定可能ということになります。

echo
 引数なしのechoコマンド。現在のecho機能の設定を表示します。

・echo on
 onという引数の付いたechoコマンド。echo機能をオンにします。

・echo off
 offという引数の付いたechoコマンド。echo機能をオフにします。

・echo メッセージ
 何らかの「メッセージ」を付けたechoコマンド。
 「メッセージ」の部分には、任意の文字列を指定できます。
 例えば「echo Hello, world」と
 すると、画面に「Hello, world」と表示します。

オプション名は大文字で書いてますが、
ほとんどの場合、大文字でも小文字でも問題ないです。

少し長い、copyコマンドのヘルプの例も見てみましょう。

wi-cmdlinefig225.png
copyコマンドのヘルプの例

echoコマンドと比べるとずいぶん複雑です。
そして1つ大きく違うのは、少々分かりにくいですが
「送り側」というオプションが
「必須(省略可能ではない)」という点です。
このcopyコマンドを使う場合は、
最低でも「送り側」のパラメーターだけは指定する必要があります。


copyコマンドで「送り側」パラメーターだけを指定すると、
指定されたファイルをカレントフォルダへ
コピーすることになります。
例えば、D:¥temp¥file1.txtのファイルを
カレントフォルダにコピーするなら次のようにします。
この場合、カレントフォルダが
C:¥tempなら、C:¥tempにfile1.txtがコピーされます。

wi-cmdlinefig226.png
copyコマンドで引数が1つだけの例







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コマンドプロンプトで利用できる主なコマンドとその使い方

2021.04.17 (Sat)
主なCUI操作とそのために利用できるコマンドhelpで表示されるコマンドをざっと数えても100を超えるほど。
それ以外にも、さまざまなアプリにもコマンドが付属している。
まずはここで、CUIでよく行うであろう作業と、
そのために利用できるコマンド名を以下に挙げてみました。ま
ずは表を斜め読みして、どんな機能がコマンドとして
用意されているのか、眺めてみて下さい。


目的/用途 使用できるコマンドや使い方
名前の確認 dir
フォルダのツリー構造の表示 tree
カレントフォルダの確認 cd(引数なしでcdコマンドを実行する)。
別のドライブのカレントフォルダを確認したい場合は
「cd d:」のようにドライブ名をパラメータとして指定する
カレントフォルダの変更 cdに移動先のフォルダを指定する
カレントドライブの変更 C:やD:のようにドライブ名だけを入力する
ファイルの作成 アプリで書き込んだり、リダイレクトで新規作成したり、
コピーコマンドで複製したりする
ファイルの削除 del(eraseでも同じ)。注:このコマンドではフォルダは削除できない
フォルダの作成 md(mkdir)
フォルダの削除 rd(rmdir)
あるフォルダ以下のファイルと
フォルダの全削除
rd(rmdir)に/sオプションを付けて実行
名前の変更 ren(rename)
ファイル/フォルダの移動 move
ファイルのコピー 一番基本的なファイルのコピーコマンドはcopy。
ただしこのコマンドではフォルダはコピーできない
フォルダやファイルを
まとめてコピー
xcopyかrobocopy。xcopyが基本のコピーコマンド。
robocopyは非常に多機能な、
主にフォルダのバックアップに使うためのコマンド
ファイルの属性の確認と変更 attrib/cacls/icacls/subinacl
テキストデータから
文字列を検索する
find/findstr。findが基本的な文字列検索コマンド、
findstrは正規表現が使える検索コマンド
ファイル内容の比較 fc/comp。fcは相違点を表示するが、
compは同じかそうでないかを判断するだけ(相違点を表示しない)
テキストデータのソート sort
環境変数の設定/表示 set
画面のクリア cls
ファイル内容の表示
(テキストのみ)
type。注:バイナリファイルを表示させると
画面が乱れたり、止められなくなったりするので注意
ページャ
(表示を1ページずつ止めて表示させるコマンド)
more
クリップボードへのコピー clip
クリップボードからの貼り付け 特になし。ただしマウスを右クリックすると、
クリップボードの内容が
コマンドプロンプト画面へ入力される
文字列の表示 echo
日付の表示/設定 date
時刻の表示/設定 time
OSバージョン番号の表示 ver
主なCUI操作とそのために利用できるコマンド


コマンド利用の実際

カレントフォルダを変更するcdコマンドは、
少々説明が長くなるので、まずはこの表から、基本的なコマンドをいくつか
ピックアップして、コマンド利用の感覚を掴んでみましょう。


新しいフォルダを作成するmdコマンド

新しいフォルダを作成するにはmd(mkdir)コマンドを使って
「md ¥temp」のようにする。「md C:¥temp¥work¥prj」のようにして、
¥tempと¥temp¥workと¥temp¥work¥prjという
複数のフォルダ階層を一気に作成することもできます。

wi-cmdlinefig211.png
新しいフォルダを作成するmdコマンド


ファイルを削除するdelコマンド

ファイルを削除するにはdel(もしくはerase。どちらも同じ)
コマンドを利用する(delではフォルダは削除できない)。
例えば「del *.txt」のようにする。ただしエクスプローラの
削除機能と違って、ごみ箱へも移動されずに、
すぐに削除されてしまうので注意が必要です。
削除されたファイルを後で戻すことはできない
(Windows OSのファイル履歴などの機能で戻すしかない)。

wi-cmdlinefig212.png
ファイルを削除するdelコマンド

delのパラメーターとしてフォルダ名を指定すると、フォルダではなく、
その中にあるファイルを全部削除しようとする
(末尾に「¥*.*」を付けた、「del temp¥*.*」と同じ状態になる)。
実際には、実行前に確認メッセージが表示されるの
ですぐには削除されませんが
(「Y」と入力すると実際に削除される)、注意する。


フォルダを削除するrdコマンド

フォルダを削除するにはrdコマンドを利用して、
「rd ¥temp」のようにする。

wi-cmdlinefig213.png
フォルダを削除するrdコマンド

深いフォルダ階層のパスを指定しても、
削除されるのは一番下位にあるフォルダのみである。
例えば「md C:¥temp\work¥prj」の実行後に
「rd C:¥temp\work¥prj」を実行すると、
tempもworkも残ったまま、prjのみが削除される。

フォルダが空でなく、その中に何らかのファイルや
フォルダが存在する場合はエラーになる。
そんな場合は、中のファイルやフォルダをいちいち
全部削除してからrdを実行してもいいが、
通常は次の/sオプション付きのrdコマンドを使うと
簡単にまとめて削除できる。


サブフォルダごとファイルを削除するならrd /sコマンド

特定のフォルダ以下のフォルダやファイルをまとめて
全部削除するには、rdに/sオプションを付けて
「rd /s¥temp」のようにする。
ファイルを削除するdelコマンドでは、
フォルダ階層ごと削除することはできない。

wi-cmdlinefig214.png
サブフォルダごと削除するrd /sコマンド

このコマンドを実行すると、実行の前に
確認メッセージが表示される。
「Y」と入力すると実際に削除されます。

カレントフォルダ自身を「rd /s .」で削除することはできない。
カレントフォルダを1つ以上、
上のフォルダへ移動してから削除する必要がある。
これを利用して、「rmdir /s .」とすると
(確認のための「Y」の入力は必要)、カレントフォルダ以下にある
ファイルやフォルダを全てまとめて削除することができる
(「.」だけは削除できずに残るため)。


ファイル名を変更するrenコマンド

ファイル名を変更するには、ren(rename)コマンドを利用する。
このコマンドには、2通りの使い方がある。

ファイルの名前を変更するには、
変更前と変更後の名前を並べて
「ren file1.txt mydocument.text」のようにする。

wi-cmdlinefig215.png
ファイル名を変更するrenコマンド

もう1つの使い方として、ワイルドカードを使った名前変更がある。
例えば「ren *.txt *.text」とすると、
*.txtに該当する全ファイルの拡張子が.txtから.textに変更される。

wi-cmdlinefig216.png
ワイルドカードを使って名前を変更する

この場合は少し注意が必要である。
renに続く2つの名前指定のうち、
最初のものは名前変更の対象となるファイルを表す。
ワイルドカードを使うと複数のファイルが対象になる。

2つ目の名前は、変更後の名前を表すが、ここに「¥」を含む
パス指定は使えない
(名前を変更しながら、別の場所へ移動することはできない、ということ)。
ここにワイルドカードを使うと、「*」や「?」の
部分には、元のファイル名中の文字が、そのまま維持される。

あまり複雑な名前変更はできず、例えば「photo*.jpg」を「
旅行写真*.*」に変更するといったことはできない
(「photo」の部分を「旅行写真」にすることはできないということ。
5文字から4文字に短くしようとしているため。
変更の前後で文字数が同じなら実行できる)。


ファイル/フォルダを移動するmoveコマンド

ファイルやフォルダを別の場所へ移動させたいなら、
moveコマンドを利用する。
エクスプローラでいえば、ファイルやフォルダを選択して
[Ctrl]+[X]でカットして、[Ctrl]+[V]で
別の場所へ張り付けて移動させることに相当します。

wi-cmdlinefig217.png
ファイルやフォルダを移動するmoveコマンド


ファイルをコピーするためのコマンド

ファイルをコピーするコマンドはいくつかある。


★ファイルをコピーするcopyコマンド

ファイルをコピーするならcopyコマンドが
一番基本的なコマンドである。
だがcopyではファイルしかコピーできず、
フォルダはコピーできない。

コピーの第1引数にはコピー元のファイル名、
第2引数にはコピー先を指定する。
コピー元としてワイルドカードを使うと
複数のファイルが対象になるが、
この場合はコピー先としてはフォルダ名かドライブ名だけを指定する。
コピー元にフォルダを指定すると、末尾に「¥*.*」が補われたものとして
扱われる(例「copy . temp」→「copy .¥*.* temp」)。

wi-cmdlinefig218.png
ファイルをコピーするcopyコマンド


★フォルダ階層ごとコピーするxcopyコマンド

フォルダのツリー階層ごとコピーしたい場合は
xcopyコマンドに/sオプションを付けて実行する
(/sがないと、通常のcopyと同じ)。

wi-cmdlinefig219.png
フォルダ階層ごとコピーするxcopy /sコマンド


なお/sオプションでは空フォルダ
(中に何もないフォルダ)はコピーしない。
多くの場合は、空フォルダもコピーさせる
(空のフォルダも作成させる)ために、
「/e」オプションも付けて使うことが多い。

このコマンドには多くのオプションがあります。


★フォルダのコピー/バックアップ用の
高機能なrobocopyコマンド

robocopyは、xcopyよりも高機能なコピーコマンドである。
フォルダツリーを丸ごとコピーしたり、
エラー時にリトライしたり、コピーした
ファイルのログ(記録)を取ったりできるなど、
主にファイルやシステム情報などのバックアップ用に作られています。
ただしフォルダごとコピーするのに向くコマンドであり、
そうでない用途には(一般的なコピーには)
copyやxcopyの方がが向いている。

例えば拡張子.txtのファイルだけをある
フォルダから別のフォルダにコピーしたければ次のようにする。

wi-cmdlinefig220.png
フォルダのコピー/バックアップに向くrobocopyコマンド

ごく一例で、robocopyコマンドにはさまざまな機能がある。
ちょっと複雑なバックアップ用途なら、
このコマンドを活用するのが早道です。



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ファイルシステムの基礎と基本的なコマンド

2021.04.17 (Sat)
コマンドプロンプトで利用できる主な
コマンドを紹介する他、Windowsファイルシステムの
基礎知識、リダイレクト/パイプなどを
使った活用方法を説明します。

コマンドプロンプトの起動法に続き、
最も基本的なコマンドの1つ、dirコマンドを例にとって、
実行方法やオプションの存在についてご紹介した。
ひとまず、コマンドプロンプト活用の基礎の基礎は
駆け足で学んだことになりますが、本当に活用するには、
どんなコマンドが使えるのかにある程度精通する必要があります。
使えるコマンドは多岐にわたるので、
その全てをここで紹介することは出来ませんが、
利用頻度の高そうな基本的なコマンドのいくつかを紹介、
コマンドプロンプトの醍醐味について知ってください。

これに加え今回は、コマンドラインをより
活用するためのパスの表記方法やフォルダの扱い、
コマンドの実行結果を画面に表示するのではなく
ファイルに保存するリダイレクト、
複数のコマンドを組み合わせて使える
パイプなどについても説明します。


コマンドプロンプトを使うために必要な
Windowsファイルシステムの基礎知識

コマンドプロンプト上で作業する場合、
避けて通れないのがWindows OSのファイルシステムに
対する理解です。GUIでは、マウスでドラッグドロップすれば
よいですが、CUIではマウスが使えないので、
ファイルやフォルダの指定をテキストで行う必要があります。
コマンドプロンプトを使う場合、
Windows OSのファイル名を直接、
しかも正確に指定する必要に迫られることが多いです。

例えばユーザーのドキュメントフォルダは、
エクスプローラの上では単に「ユーザー1のドキュメント」のように
表示されてますが、本当の場所(ファイルシステム上での実際の場所)は
「C:¥Users¥user01¥Documents」といった場所にある。
エクスプローラ(GUIのツール)が本当の場所を
「隠蔽して」表示しているのは、ユーザーの
利便性を考えてのことでしす。

コマンドプロンプトを使う場合は、そのような隠蔽(変換措置)は
行われず、Windows OSのファイルシステムの“
生の”状態がほぼそのまま見えることになる
(歴史的に言えば、コマンドプロンプトはエクスプローラよりも
ずっと前から存在していたので、互換性のために
余計なことをしないようになっている)。
そのため、コマンドプロンプトを使うためには、
ファイルシステムのことも知っておく必要があります。

Windows OSのファイルシステムを図にすると次のようになります。

wi-cmdlinefig201.png
Windows OSのファイルシステムの概念


主な特徴は次の通りです。

・一番上には「ドライブ」という分類がある。
 Windows OSでは「C:」「D:」「E:」……のように呼びます。

・一般的には、C:がWindowsのシステムドライブとなってます。

・ハードディスクを複数のドライブに分割して、C:、D:のように
 分けて使うこともできる。D:ドライブ以降はオプション。
 システムによっては存在しないこともあります。

・光学ドライブやUSBメモリ、メモリカードなども
 別ドライブとして分離されて管理してます。

・ドライブの中には、フォルダの階層があり、
 各フォルダの中にはファイルもしくはさらに
 フォルダが含まれている。
 階層の一番上を「ルート」と呼びます。

・ドライブごとにNTFSやFAT、exFATのような
 ファイルシステムのタイプを持つことができます。

・名前中のアルファベットの大文字/小文字の違いは
 無視される(区別されない)


ファイルやフォルダを表現する「パス名」

コマンドプロンプトでは、ファイルやフォルダを指し示すために、
パス名」という表記方法が使われます。
パス名とは次のように、ドライブ名とルートを表す「¥」、
フォルダ階層名、ファイル名を「¥」で区切って並べたものである。
名前の途中に空白記号を含む場合は全体を引用符「"」で囲む。
囲まないと、空白文字がコマンドやパラメータの区切りとして
扱われてしまうから
(例:「dir "C:¥Program Files"」のつもりで「dir C:¥Program Files」としてはいけない)。

wi-cmdlinefig202.png
パス名を構成する要素
パス名とは、ファイルシステム上のファイルや
フォルダの場所を表す指定方法。
パス名の制限は次の通りです。
・空白を含む場合は全体を引用符で囲む
・最大パス長は、ドライブ名から始めて、
 全体で260文字まで(アルファベットも漢字文字も1文字と数える)
・大文字/小文字は区別されない


現在の場所を表す「カレントドライブ」と
「カレントフォルダ(カレントディレクトリ)」

Windows OSには、「カレントドライブ」や「カレントフォルダ
カレントディレクトリとも言いますが、全てフォルダで統一する)という
特別な概念があります。
ファイル名やフォルダ名などの指定が絶対パス表記
になっていない場合、必要に応じてこのカレントドライブや
カレントフォルダの情報が補われて、
最終的なファイルやフォルダの場所(パス)が決定されます。

wi-cmdlinefig203.png
カレントドライブとカレントフォルダ
notepadとはメモ帳アプリのこと。
「notepad <ファイル名>」とすると、
そのファイルがメモ帳で開かれる。
カレントフォルダ(この例ではC:¥abc)以外の場所にある
ファイルを開く場合は、
その場所を表すフォルダパスの指定を
前に付ける必要があります。


カレントドライブとは、パス指定にドライブ名が
含まれていない場合に使われる、
デフォルトのドライブ名のことです。
コマンドプロンプトを起動した直後は、
(何も設定していないと)C:がカレントドライブとなってます。

カレントフォルダとは、パス指定が「¥(ルート)」から
始まっていない場合に使われる、
デフォルトのフォルダのことです。

起動直後のコマンドプロンプトウィンドウには、
プロンプト記号として
「C:¥Users¥user01>」のように表示されますが。

れはカレントドライブが「C:」、カレントフォルダがC:の
「¥Users¥user01」であることを表しています。

wi-cmdlinefig204.png
カレントドライブとカレントフォルダの表示


注意したいのが、Windows OSではドライブごとに、
それぞれカレントフォルダが存在する、ということです
(正確には、実行中のアプリケーションごとに、
それぞれ独自のカレントドライブが存在し、
さらにそのドライブごとにカレントフォルダが存在します)。

カレントドライブやカレントフォルダが異なると、
同じ名前でも別のファイルやフォルダを表します。
例えばC:とD:のカレントフォルダが同じ¥Docだったとしても、
C:file.txtとD:file.txtは別のファイルです。


絶対パスと相対パス

ドライブ名の直後にある「」は、そのドライブのルート
(一番上)を表す特別な場所です。
これを含むパス名(「¥」から始まっているパス名)を
絶対パス」、そうでないパス名を「相対パス」といいます。

パスの表記が相対パスの場合、実際のファイルの場所は
カレントフォルダによって(つまり状況に応じて)
変わることになるので注意が必要です。


複数のファイルにマッチするワイルドカード文字:「?」と「*」

コマンドラインでファイル名を指定する場合、
複数のファイルをまとめて扱いたいことがあります。
例えば、「文書~」で始まる全ファイルと、
「.txt」という拡張子を持つ全ファイルをまとめて
コピーしたいとか、「.log」という拡張子のファイルを
全部削除したい、といった場合。
先のdirコマンドの例では、「.txt」「.doc」「.log」の
拡張子を持つファイル全部を表示してます。

こんな場合は、「ワイルドカード」という
特殊な文字を使ってファイルを指定するとよいです。

★任意の長さの文字列にマッチする「*」

ファイル名中で「*」を使うと、それは任意の
長さの文字/文字列にマッチします。例えば「文書*」とすると
「文書」で始まる全ファイルにマッチする。
「文書1.doc」「文書です.docx」「文書A.txt」にマッチするが、
「重要文書.doc」にはマッチしない。
また、「.docx」といった特定の拡張子を持つファイルのみを
マッチさせたいのであれば、「*.docx」とすればよいです。
単に「*」だけだと、どのファイルにもマッチします。

★任意の1文字にマッチする「?」

「*」は任意の長さの文字にマッチするが、「?」は
1文字だけにマッチします。例えば「text?.txt」は
「text1.txt」「text2.txt」にはマッチしますが、
「textABC.txt」にはマッチしない。

Windows OSでは、パスの途中にある*や?にはマッチしません。
例えば「¥*¥doc」は「¥user1¥doc」と「¥user2¥doc」の
いずれにもマッチしない。
*や?は、パスの最後の部分にあるフォルダ名や
パス名の部分でのみ利用可能となっています。


パス入力を簡単にするための方法

長いパス名を手動で間違いなく入力するのは
とても困難です。
そんな場合は以下の方法を使うと、
パス名を簡単に入力できます。

★方法1――[Tab]キーで自動補完する

パス名を途中まで入力してから[Tab]キーを押すと、
入力された名前に一致するファイル名や
フォルダ名が自動的に補完入力されます。
複数マッチする場合は、繰り返し[Tab]キーを押せば、
順番に合致するファイルが表示されます。
例えば「ab」まで入力してから[Tab]キーを押すと、
「abc.txt」「abstract.doc」……のように、「ab」で
始まる名前の項目が順次表示されます。

★方法2――エクスプローラからファイルをドラッグ&ドロップする

エクスプローラでファイルやフォルダを選択し、
それをコマンドプロンプト上へドラッグ&ドロップすると、
フルパス名がカーソル位置に自動的に入力されます。
パス名中に空白文字が含まれている場合は
全体が引用符で囲まれるので便利です。

wi-cmdlinefig205.png
エクスプローラからのドラッグ&ドロップ


★方法3――エクスプローラでフルパス名を取得して、
 それをコマンドプロンプトへ貼り付ける

エクスプローラでファイルやフォルダを選択し、
[Shift]キーを押しながら右クリックするとポップアップメニューに
[パスとしてコピー]という項目が表示されます。
これを実行するとフルパス名がクリップボードに
コピーされるので、それをコマンドプロンプトへ
「貼り付け」ればよいです。
コマンドプロンプトへクリップボードの内容を貼り付けるには、
コマンドプロンプト上でマウスを右クリックする。



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Windows10のクイックアクセスメニューでPowerShellの代わりにコマンドプロンプトを起動

2021.04.16 (Fri)
Windows 10 Creators Update以降では、
クイックアクセスメニューからコマンドプロンプトを
起動するメニュー項目がなくなっている。
従来と同じようにコマンドプロンプトを起動させます。


クイックアクセスメニューから
コマンドプロンプトが起動できなくなった

Windows 10で[Windows]+[X]キーを押したり、
スタートボタンを右クリックしたりすると
クイックアクセスメニューが表示される。
Windows 10 Creators Update以前は、
ここに[コマンドプロンプト]や[コマンドプロンプト(管理者)]という
メニューが表示され、簡単にコマンドプロンプトを起動することができた。

2017年4月にリリースされたWindows 10 Creators Update以降では、
コマンドプロンプトの代わりにPowerShellを起動する
メニューが表示され、コマンドプロンプトを
簡単に起動できなくなっている。

wi-winxscr01.png
Windows 10 Creators Updateのクイックアクセスメニュー

もっともこれは、今後のコマンドプロンプトの使用を禁止するとか、
PowerShellへの移行を強制するといったものではなく、
メニュー表示のデフォルト設定が変更されただけである
(PowerShellへの移行を強く推進するための措置と思われる


コマンドプロンプトを起動できるようにする

コマンドプロンプトを使う機会が多ければ、
この設定を変更して、
以前のようにコマンドプロンプトを起動できるようにする。

タスクバーのアイコンがないところを
右クリックして、[タスクバーの設定]
メニューを実行し、設定を変更

wi-winxscr02.png
[タスクバーの設定]メニューの実行


これを実行するとタスクバーの設定画面が表示されるので、
[スタート]ボタンを右クリックするかWindowsキー+Xキーを
押したときに表示されるメニューで、コマンドプロンプトを
Windows PowerShellに置き換える]の項目を見つける。
デフォルトではオンになっているので、これをオフにする。

wi-winxscr03.png
PowerShellメニューへの置き換えをオフにする



wi-winxscr04.png
コマンドプロンプトメニューが表示される


Windows Server 2016の場合は

Windows Server 2016にも同様の設定メニューがあるが、
デフォルトはオフのままで(Windows Server 2016の場合)。
クイックアクセスメニューには、デフォルトでは
コマンドプロンプトが表示されている。
これをPowerShellに変更したい場合は、
上記のメニュー画面で、逆にオンに設定すればいい。


設定を変更せずにコマンドプロンプトを起動するには

デフォルトのメニュー設定を変更せずに
コマンドプロンプトを起動するには、
従来通り、次のような方法を使えばいい。

・Cortanaの検索窓([Windows]+[Q]キー)に「cmd」と入力して実行する

・[スタート]メニューから[W]-[Windows システムツール]-
 [コマンド プロンプト]を実行する

・[Windows]+[R]キーで[ファイル名を指定して実行]
 ダイアログを表示させ、「cmd」と入力して実行する


起動したら、タスクバー上のアイコンを右クリックして
[タスクバーにピン留め]を実行しておくと、
以後は簡単に起動できるようになる。

wi-winxscr05.png
タスクバーへのピン留め




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