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Wi-Fi6

2021.04.01 (Thu)
家庭内や外出先でWi-Fiを使ってインターネット接続をすることが当たり前になりました。
この「Wi-Fi」という言葉は無線でのインターネット接続の代名詞のように使われており、
誰もが一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

そんなWi-Fiですが、2020年1月に第6世代のWi-Fi 6が登場しました。
Wi-Fi 6はこれまでのWi-Fiとはどう違うのでしょうか。
今回はWi-Fi 6の概要やメリットとデメリット、注意点などについて徹底解説します。

IEEE 802.11ax 【Wi-Fi 6】

IEEE 802.11axとは、無線LAN(Wi-Fi)の標準規格の一つで、
2.4GHz(ギガヘルツ)帯あるいは5GHz帯の電波を用いて
最高9.6Gbps(ギガビット毎秒)で通信できる仕様。
IEEEが2020年秋の標準化を目指しており、
第6世代のWi-Fi規格(Wi-Fi 6)となる。



Wi-Fi6とは

Wi-Fiとはパソコンやスマートフォンなどの端末を
インターネットへ接続するための無線ネットワーク規格の一つです。
Wi-Fi 6とは2020年現在で最新のバージョンのWi-Fiのことであり、
もともとは「IEEE 802.11ax」が正式名称でした。
Wi-Fi Allianceという団体が、このIEEE 802.11axを「Wi-Fi 6」にすると
発表したことで、正式にWi-Fi 6と呼ばれるようになりました。

Wi-Fi6の仕組み

Wi-Fi 6も従来のWi-Fiと同様に無線による通信の規格です。
Wi-Fiを使用して無線通信を行うためには、Wi-Fiルーターが必要です。
インターネットに直接接続されているのがWi-Fiルーターで、
私たちが使うパソコンやスマートフォンが、
Wi-Fiを使ってWi-Fiルーターに接続されるイメージです。

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Wi-Fi 6は6番目のWi-Fi規格です。
Wi-Fi 6とこれまでのWi-Fiとの違いについて、
過去のWi-Fi規格や最大通信速度、周波数をまとめた表で確認しましょう。

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表を見ると、Wi-Fi 6では最大通信速度が9.6Gbpsまで
速くなっていることがわかります。
しかしWi-Fi 6には他にも様々なメリットがあります。
それではWi-Fi 6のメリットについて見ていきましょう。

Wi-Fi6のメリット

新しいWi-Fi 6にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
従来のWi-Fiと比較した時の3つのメリットについて紹介します。

高速

Wi-Fi 6は従来のWi-Fi 5に比べて、通信速度が約1.4倍高速です。
通信速度が速いということは、
大容量なデータの転送が可能になるということです。
これにより、8Kや4Kなどの高画質な映像や、
ネットゲームの配信が可能です。
さらにWi-Fi 6では5GHz帯と2.4GHz帯の2つの周波数帯を使用するため、
回線の使用状況に応じて、使用する周波数帯を切り替えることも可能です。

混雑に強い

Wi-Fi 5以前では、接続する機器の数が増えると、
通信が混雑して、速度が遅くなったり、
つながりにくくなったりすることがありました。

しかしWi-Fi 6では「直交周波数分割多元接続(OFDMA)」と呼ばれる技術により、
同時接続する端末の数が増加しても、
通信の順番待ちが発生しないようになっています。
これにより、同時に多くのユーザーが接続するようなネットゲームも快適にプレイできます。

省エネ

Wi-Fi 6では無線子機にあたるスマートフォンやタブレットなどの
バッテリー消費を抑えられる「TWT(Target Wake Time)」と呼ばれる
技術が使われています。
これはWi-Fi 6の親機から子機への通信を調整することで、
信号の待ち受けを必要としない子機の通信機能をスリープ状態にすることで、
消費電力を抑えられる技術です。これにより端末のバッテリーをセーブできます。

Wi-Fi6のデメリット

Wi-Fi 6は登場したばかりの技術なので、対応している機器の中には高額な物もあります。
また、Wi-Fi 6に対応しているスマートフォンもあまり多くありません。
そのため人によっては、今すぐWi-Fi 6の恩恵を受けられるわけではありません。

例えば、iPhoneの場合、Wi-Fi 6に対応しているのは、
iPhone 11シリーズやiPhone SE(第2世代)のみです。
Android OSでは、サムスンの Galaxy S20/S10シリーズなどの
一部のスマートフォンのみです。

現状では、Wi-Fi 6に対応したデバイスは少ないですが、
これから発売されるデバイスにはWi-Fi 6が標準的に搭載されるでしょうし、
Wi-Fi 6が普及すれば、価格も落ち着いてくることが予想されます。

Wi-Fi6を導入する際の注意点

現状ではWi-Fi 6を導入するにあたり、以下の2点に注意が必要です。

Wi-Fi6対応の端末でないと性能が発揮されない

Wi-Fi 6に対応した端末は2020年現在では、まだあまり多くありません。
またWi-Fi 6に対応したルーターも少なく、値段も高額です。
Wi-Fi 6は次で紹介するように下位互換性を持つため、
Wi-Fi 5に対応した機器と接続できますが、その場合、
Wi-Fi 6の性能は発揮されません。

下位互換するので、現在使用している機器も継続使用可能

Wi-Fi 6は下位互換性を持つため、Wi-Fi 6のルーターを使っていても、
Wi-Fi 6に非対応なスマートフォンやタブレットの接続は可能です。
逆に、古いWi-Fi 5対応のルーターを使って、
Wi-Fi 6に対応している新しいスマートフォンやタブレットの接続も可能です。

Wi-Fi6と5Gの関係

Wi-Fi 6と5Gは、互いに弱点を補完し合う関係にあります。
5Gとは第5世代の次世代移動通信システムの事です。
Wi-Fi 6が限定された狭いエリアでの通信に特化しているのに対して、
5Gは基地局を経由した広範囲の通信を得意とする技術です。

Wi-Fi 6は、オフィスやカフェなどの、ある程度の狭い
範囲で多くの人が同時に通信する場合に効果的であり、
5Gは屋外や長距離での通信が必要な場合に有効な通信システムです。

このようにWi-Fi 6と5Gはともに、今後の社会的なインフラの
発展に大きく貢献することが期待されています。

ICT基盤として

これまでもスマートフォンによるキャッシュレス決済や、
スマートスピーカーにもWi-Fiは使われてきました。

これに加えて、あらゆるものをインターネットに接続させる
「IoT(Internet of Things)」や、大量の情報を処理することが求められる
「AI(人工知能)」など、インターネットで大量の情報を
高速に処理させなければならない場面が増えてきました。

このようなICT基盤を今後もさらに強力なものとするためにも、
Wi-Fi 6による通信環境の強化が求められているのです。

5Gの情報処理に新しい回線規格が必要

次世代移動通信システム5Gにより、広いエリアでの通信速度が大幅に向上しますが、
Wi-Fiの環境がそのままでは、5Gを有効に活用できません。5Gの普及に合わせて、
Wi-Fi 6という新しいWi-Fi規格を設けることで、
ネットワーク全体における通信環境を強化でき、
業務や日常生活をより便利にできるのです

まとめ

Wi-Fi 6の登場でインターネットの通信環境が強化され、
より便利で高速にインターネットを使用できることが期待されます。
2020年夏現在では対応している機器が少ないのですが、
これからWi-Fi 6に対応した機器が増えてくると思われます。
もしこれからWi-Fiルーターやスマートフォンを
買い替えようと思っているのでしたら、
Wi-Fi 6に対応した機種を選択してみてはいかがでしょうか。










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