2021.04.08 (Thu)
HEICファイルをパソコンで編集する方法
端末では写真の保存形式が「HEIC」
動画は「HEVC」というApple独自の拡張子が採用されました。
「High Efficiency Image File(HEIF)」と呼ばれる圧縮方法で、
HEICというフォーマットそのものは高画質データを容量少なく
保存できる、画期的な形式です。
しかしHEIC非対応のパソコンやスマホでは画像を開いたり
編集することができず、やや互換性に乏しいのが現状です。
GoogleフォトやDropboxでiPhoneの写真をバックアップしていたり、
USBケーブルでデータを取り込んだ際に、
HEICデータがパソコンで開けないといったケースが見受けられます。
HEICデータをパソコンで開く方法と、
iPhoneからPCへの転送設定を変更する方法、
iPhoneでのカメラ撮影保存を従来どおりJPGに
変更する方法を紹介します。
拡張子とは
拡張子は「image.jpg」などファイル名のうしろ、
「.(ピリオド)」の後に続く平均3~4文字程度の英字のことで、
データの属性を定める大事な役割を担っています。
小文字表記が一般的ですが、大文字表記でも問題ありません。
パソコンの設定によっては拡張子が隠されている場合があります。
Windowsの拡張子を表示させる方法
Windows10の場合
1.エクスプローラー(フォルダ)を開きます
2.「表示」タブを選択します
3.「表示/非表示」にある「ファイル名拡張子」を選択します
拡張子を隠していても、ファイルを右クリックして
「プロパティ」を表示で、ファイルの種類(拡張子)が確認できます。
スマートフォンの場合
拡張子は「image.jpg」などファイル名のうしろ、
「.(ピリオド)」の後に続く平均3~4文字程度の英字のことで、
データの属性を定める大事な役割を担っているよ。
小文字表記が一般的だけど、大文字表記でも問題ないのでご安心を。
別の拡張子で保存したい
手元に対応アプリがある場合は、「名前をつけて保存」
「別名で保存」などを使用して新たに書き出します。
拡張子の変換のみを目的としたアプリやオンラインツールも
多数ありますので、お手持ちのデータが拡張子の問題で
開けない時は「JPG 変換」などの
ワードで検索すると解決するかもしれません。
拡張子を「名前の変更」で編集する時は注意
「.」以降を編集しようとするとポップアップで警告が出るように、
データが使えなくなる可能性があるため、拡張子部分を「名前の変更」で
編集するのは望ましくありません。
他にも新規保存でファイル名を決める時にも、ピリオド「.」を含め、
拡張子部分を消さないよう気をつけましょう。
「. 以降は拡張子だ!」とシステムが勘違いする可能性もあるので、
ファイル名にピリオド「.」を使うのも避けたほうが安全です。
逆に、拡張子がない状態で送られてきた属性不明のファイルが、
拡張子をつけたすことで開けることもあります。
(例:友人から写真のデータをもらったがファイル名に拡張子がなくて開けない。
画像のはずなのでファイル名に.jpgを追加したところ、画像データとして認識された)
拡張子によって開くアプリを指定する
パソコンが自動で割り当てたソフトウェアではなく、
拡張子ごとに開くアプリを自分で指定することができます。
Windows10の場合
1.ファイルを右クリックして「プロパティ」を表示します
2.「全般」タブの、プログラム「変更」をクリックします
3.今後、標準起動で開きたいアプリを選択して「OK」をクリックします
拡張子ごとに対応アプリがないと扱うことができない
パソコンの中で拡張子に相応しいアプリを用意できない時は、
属性不明なブランクファイルとして表示されます。
最初からパソコンにインストールされているもので問題なく
利用できるファイルもある一方、
拡張子に適したアプリをダウンロードしないと
中身が確認できないものもたくさんあります。
例えばカメラのRAWデータひとつでもニコンは
NEF、キヤノンはCRWやCR2、ソニーはARWと別々の
拡張子が設けられています。
これらは各社より変換方法が提供されているほか、
Photoshopなどの本格的な画像編集アプリで使用することも可能です。
このようにその拡張子の開発元のアプリをダウンロードするのが確実ですが、
その拡張子に対応した他のアプリで使用することが可能な場合も多数あります。
しかし、ものによっては元のファイルを完璧に
再現できるとは限らないので注意が必要です。
(例:エクセルの保存形式であるxlsファイルをNumbersで開いたら、
数式や表は問題なかったが、配置画像の位置や
レイアウトが少し変わって表示された など)
拡張子を偽装したウイルスメールに注意
世の中には、拡張子を偽装したウイルスメールが存在します。
拡張子の知識があれば「exe、jsなどの実行ファイルはパソコンに危害を加えそうだ」と
警戒しやすいのですが、その知識を利用して、
例えば「よくわからないけどpdfやjpgなら開いても問題ない」と思わせる手口です。
特殊な方法でファイル名の拡張子を偽る手段、
アイコン画像を別ものにして偽装する手段、
スペースを使って長いファイル名を作り一目で
拡張子を確認しづらくする手段、また拡張子偽装とはやや異なりますが、
ExcelやWordデータ内でマクロを悪用したウイルスも存在します。
どんな添付ファイルでも見知らぬメールが届いたら、
好奇心でファイルを開かぬよう注意が必要です。
すみやかにメールごと削除してください。
ウイルス対策のおすすめ
万が一ウイルスメールが届いても、
ウイルス対策をしていれば自動でパソコンを守ってくれます。
具体的な対策方法は「ウイルス対策専用ソフトのご購入」
「ネットからウイルス対策アプリ(有料/フリー)をインストール」
または「インターネットプロバイダが提供する、ウイルス対策のオプションを利用する」などがあります。
代表的な拡張子例
【書類系】
doc、docx、xls、xlsx、ppt、pptx、csv、txt、pdf
【画像/デザイン系】
jpg、png、gif、bmp、tiff、eps、psd、ai、indd
【音楽/映像系】
mp3、mp4、wav、wma、mov、aac、avi、mpg
【圧縮ファイル】
zip、lah、lzh
【実行ファイル】
exe
例えば一見同じように見えるJPGとPNGの画像データでも、
特性が異なった保存形式です。
アプリで画像編集するならWindows10でHEICを開くを参照
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